鉛のような
ふと、おばあちゃんが亡くなった日のことを
想う。
その日は美容院にいて
お姉ちゃんからの連絡で
おばあちゃんの訃報を知った。
カット中なのに泣きじゃくって、
ああもう、すごかったな。
その後にカフェに入って
窓際の席で
通り行く人を見てた。
お土産袋を持った楽しそうに話してる人たちが
たくさん通り過ぎて言った。
わたしは鉛のように重い体で
なにも考えられなくて
だけど
わたしはこんなに重い世界にいるのに
窓1枚隔てた先の人たちは、
こんなにも楽しそうで
自分はこんな不幸せなのに
目の前の幸せそうにみえる人たちが
嫌味に見えた。にくたらしかった。
灰色の世界だった。
---
夜寝る前とかになるとね、
亡くなったみんなを
思い出すことが多いです。
ネタだけはつきません。(笑)