どうして、良い思い出ばかり浮かぶんだろう。

20歳で大好きな母と義父と祖母を亡くした、その後の世界。思い出をなぞるように、好きなように書いてます。

20歳の時に母、義理の父、祖母を立て続けに亡くしました。
ブログのモットーは気持ちは隠さず素直に。

自分は20代後半です。若くして死別体験した人たちと語りたいです。(周りにいないので)

お風呂場のオルゴール

朝起きて、胸がチクンとした。

ふっとしたことで、お母さんのことを思い出したからだ。



たくさんある、せつなくなる思い出の中の1つ。

その中でもひときわ悲しくなる1つ。




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お母さんは亡くなる前から


入退院を繰り返していた。



今思えば


それは最後の入院だった。





入院するかしないかの瀬戸際で



辛そうなお母さんを見ていることが



辛い時期だった、たしか夏前。






ある時、


オルゴールつきの入浴剤がうちにあった。




入浴剤と、カードのオルゴール(ボタンを押すとオルゴールがなる、ポストカードみたいなもの)



お母さんはそれを喜んで



お風呂に入る度にそのオルゴールを鳴らしてた。




ドリカムの曲だったのを覚えてる。





お風呂に入ってると痛みが止んで楽だって話してたお母さん。




いつもオルゴール聴いてた。









そしてお母さんが亡くなった。




お風呂場に置いてあったオルゴール。




ボタンを押すと



途切れ途切れに曲が流れて、



やがて止まった。




まるでこのオルゴールも寿命みたいだった。






今でもあの時を思い出す。



鳴らなくなったオルゴール。




思い出す度に悲しくてせつなくなる。





これを書いてる今もボロボロ泣いている(;_;)




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