どうして、良い思い出ばかり浮かぶんだろう。

20歳で大好きな母と義父と祖母を亡くした、その後の世界。思い出をなぞるように、好きなように書いてます。

20歳の時に母、義理の父、祖母を立て続けに亡くしました。
ブログのモットーは気持ちは隠さず素直に。

自分は20代後半です。若くして死別体験した人たちと語りたいです。(周りにいないので)

ドス黒い気持ちが爆発

今まで蓋をしてきた気持ちが



爆発して



全てのことが



イヤになる。






どうしてムリをしてきたんだろう?




どうして1人で頑張らなきゃって思ったんだろう?



どうして周りは見て見ぬフリのようなことをしていたんだろう?



(心配してた、と言われても



そんなことは誰にだって言える事



行動に起こされなきゃ



意味がないのと同じ)




それよりも




どうして残りの家族は




苦労と犠牲を強制するんだろう?





気持ちを汲むよりも先に





お前の存在は恥だ、おかしいだなんて



言う人が




家族っていうのか?





家族って何なんだ?





苦しませることが家族のやることなのか?




この8年間はずっと




なすがままに




言うことをきいて




家族なんだからって




自分で納得するふりをして




我慢して、




我慢、我慢、我慢…。





もう我慢も限界だ。




わたしだって、ただの人間なんだ。




全てを許すことなんてしない。




身も心も




距離を置くことに




決めた。







カウンセリングの先生が言っていた




"身内と距離を置くのも大事"




という言葉が





ようやく




染み渡ってきた、この頃。








姉から渡された



自己啓発の本に




"家族を大事にしよう"




という文字




思い出しては





吐きそう。







くそくらえだ。

数十年後まで、お預けにして欲しかった

小学生の頃に



お母さんが死んだらどうしよう、



と考えて



泣いたことがある。




そのくらいには



お母さんと



離れたくなかった。




亡くなって



もう8年経ってしまっていた。




時が経つのは早い。





もっと、2~30年後とかに




ゆっくり死んだくれたらよかったのに。




そうしたら周りの子たちと




分かち合うことも




できただろうに。






20代で親を亡くしてる人なんて



一握りしかいない。






周りは両親ともに健在で




話を聞いてるだけで嫉妬する。







もうこんなのはイヤなんだ。




どうしたらいいのか。




もういっそ周りへの興味をなくしてしまえたら…



いいのにな。

まどろみの中で

うたた寝をしていた。





夢の中で、


家に帰っていた。






自分はまだ高校生くらいで。




学校が終わって帰宅途中。





帰ればお母さんが




"お帰り"




と待っている…。




そろそろ夕方の鐘が鳴る頃かなぁ。




家族も生きていて、



楽しかった頃。







うたた寝から 目が覚めて


一瞬


分からなくなって





"そうだ、実家に帰ろう"



と思った。





そして、その後に



"もう、なかったよな"




と現実を


思い出したのだ。







わたしには実家がない。



遺産相続をする時に



売られてしまったからだ。





跡地には新しい家ができている。





何年か前はみんなで一緒に暮らしてた場所で



他の人たちがもう暮らしている。






やりきれない。



やりきれないよ。






夢の中に



過去に



戻りたい。





そしてそのまま




一緒に晩ごはんを



食べてみたい。

【詩】死の匂い

あの日から


死の匂いが


簡単に つきまとう。





すこしでも気を許したら


そちら側にいってしまいそうだ。





今日もグッとこらえてる。





あとどれくらいしたら


終わりがくるの

涙の結婚式

友達の結婚式に行って泣いた。





結婚式に感動したというよりも



自分のお母さん、お義父さんたちを



思い出して



つらすぎて、泣いた。







自分は、こういう風に、できないんだ。



いて欲しい家族がいない。



想像したら涙が止まらなかった。








披露宴には



新郎新婦の



家族、親戚たちがいる。






披露宴に呼べる身内がいる



それだけで



悔しくて、羨ましくて、



たまらなくなる。






とても仲の良い友達で



受付もお願いされたから



断ることができなかった。





こんな気持ちになるくらいなら




行きたくなかった。





何万円も払って




心がぐしゃぐしゃになるんだったら



来なきゃよかったな




なんて思った。







それからというもの



結婚式の誘いは



全部断ることにしている。